写真の柱はパイン材で塗装せずにそのままの状態で完成です。
パイン材って初めは写真の様に白くて綺麗なんですが、白いので日焼けしやすいんです。
今回は、時間が仕上げてくれるよってお話です。
時間が仕上げてくれるってなんかいいですよね。
僕はいつも『なんかいい』は、大事にしている要素の一つなんです。
説明できないけど、なんかいいってあるじゃないですか。
この柱も、そのなんかいいに仕上げていきたくて塗装をしないままお引き渡しして、そこからオーナー様の暮らしとともに徐々に仕上がっていきます。
冒頭でも言ったように、パイン材は白くて日焼けしやすい材料なんです。
日焼けしてくると、だんだんと色が濃くなり上品な飴色になってくる。
時間とともに深みが増していき、重厚感も出てきます。
昔から営業されてるカフェとか行くと、カウンターなど日焼けして使い込んでいていい味が出ていませんか?
家具でも、新しい家具もいいですが、ヴィンテージやアンティークなど昔からある家具は使い込んだ色の変化、小傷や日焼けなど深みが増していい味が出た仕上がりになってますよね。
経年変化で起きる仕上げは、上質で上品で深みがあり、重厚感が出てくることが多いです。
アンティーク塗装でも作れますが、見比べると全然違う仕上がりになります。
やはり自然が作り出す色合いは僕は好きですね。
いくらお金を出しても、いくら良い塗装職人さんを連れてきても、時間の仕上げはできない。
なんかアートっぽくて素敵じゃないですか?その建築、その家具など1つしかない仕上がり。
そういうのに僕は惹かれてしまいます。
この住宅も、新築工事が終わり、お引き渡しをしてからが生活、暮らしのはじまりです。
オーナー様家族とともに変化していき、子供さんも成長していく中で、住宅にも小傷や色の変化、家具の配置も色焼けも、庭に植えた木も育ち、家族とともに変化成長していく、歴史ができる。
生活や暮らしの空間の中で、快適に心豊かで幸せに暮らせて行ける建築のすばらしさ。
建築って本当に素敵な仕事だなぁ。。。
すみません、途中から個人的感情で書いてしまいましたw
真逆の考え方で、新築のままの状態で維持したい!ってオーナー様もいます。
それはそれで理解はできるので、できる限り経年変化も起きない空間づくりはします。
そうなると、自然のものは取り入れにくくなるので注意が必要です。
自然素材は変化しやすい。
経年変化で1つ思いだしたことがあって、とある相談があり、造作洗面台の話で、洗面台をオーダーしたが材料は無垢のオーク材。
オーク材にクリアの自然塗料をして表面を保護したのですが、どちらも自然素材なので2年目くらいかな?色が変色してきたと相談されて、どうすれば色が変色しなくなるのかと聞かれたのですが、、、自然塗料は木材を少しづつ変色していく特徴もあり、色が濃く深みが出てくるので。
そもそも自然塗料での塗装ではないことと、ウレタン塗装が適切じゃないかと提案しました。
ちなみに相談者様の住宅はウチで建てた住宅ではありません。
ウレタン塗装をすると表面に膜がある感じで木材にウレタン塗装をすると、木材の自然的な質感はなくなりますが表面の色の変化はかなり抑えられますし、表面が強くなる感じです。
常に新しい状態で維持する場合はウレタン塗装がお勧めだし、経年変化とともに仕上がっていくのが好きな場合は、塗装をしないか、自然塗装をするかがベストかなと思います。
どっちが良いとか悪いとかではないので、オーナー様がどんな暮らし、生活、過ごし方をしたいのか、快適で幸せな暮らしができるのかの軸は人それぞれ違うので、人それぞれ答えは違います。
その答えを出すお手伝いはしますのでご安心を。
簡単に言いますと、変化を好むなら無塗装か自然塗装、新しい状態がいいならウレタン塗装です。
個人的には経年変化が好みです。
少し話は脱線しましたが、今回は経年変化で仕上げていくお話でした
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◾️完成内覧会
2/26、28
3/1、2、3
場所:和歌山県田辺市むつみ団地
ご予約の方はDMでお願いします。
予約無しでも内覧頂けます。
◾️相談募集しております。
メール・LINE・メッセンジャー・DMでもお待ちしております。
個人情報の観点からフルネームと判断される場合は苗字又は名前のみを使用させっていただきます。
◾️ショールーム内覧会
No Design Office
いつでもご案内できます。
ご予約をお願いします。
和歌山県田辺市上屋敷2-9-18
◾️Hachimura Coffee
3/22-23
時間は両日とも、
お昼は13:00-17:00
夜は19:00-23:00Loになります。
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