アート的要素で空間をデザインするのか。
実用的に設計するのか。
という対極的な話の独り言。
先日Voicyでファッションについて話をしていて、アート的に服を作っているのか、実用的に服を作っているのかで、評価は違うよねって話を聞いて、これって建築も一緒だなと。
すみません、独断と偏見で書きますw
住宅でも同じ事が言えるのかなと。
住宅と言っても、ジャンルがあり簡単に書くと建築家と設計事務所と工務店という感じでしょうか?
建築家は挑戦的で奇抜で、一般的にオシャレと言われるデザインをするイメージ。
設計屋さんは、数値的な、例えば構造計算や気密断熱や数値的な要素が強いイメージ。
工務店さんは、設計屋さんのイメージ+施工メインで考えるので、建築家さんと真逆で実用性重視ってイメージです。
同じ住宅でも、全然違う建築が出来上がります。
実用的に作れば作るほど、あまりカッコよくない建築ができるように思います。
逆に、綺麗でオシャレと言われる建築にすればするほど実用的でない。
例えば照明ですが、夜に雰囲気を出すために電球色で暗めの照明計画にすると雰囲気は抜群に出ますが、暗くて本など読みづらいとか。
逆に煌々と明るくすると見やすいけど雰囲気は出ない。
例えばスイッチやコンセント。
スイッチも各部屋の前にスイッチを設けたり、コンセントもできるだけ多く設置した方が便利だけど、壁にスイッチやコンセントがいっぱいでノイズが多くダサく見えやすかったり。
例えばリビングの照明でシーリングライト1つの場合と、ペンダントやブラケット、フロアライトなどで計画するのとでは全然違う。
シーリングは全体的に明るくなるけど雰囲気は出にくく、ペンダントやブラケットにすると照明のデザインが目立ち、必要な部分だけを照らしインテリア性が高くなる。
壁の仕様も、ビニールクロスで汚れの強い壁紙を貼ると汚れにくいけど、光沢が少しあったり、目地がわかったりすると雰囲気が出にくく、左官仕上げや吹付仕上げなど目地も出ない、マットな仕上がりで高級感が出たり。
汚れない、劣化しない、綺麗なままがいいと思う人は既製品のビニール系の仕様がいいと思うし、雰囲気や空間を楽しむなら、経年変化する材料や自然素材など、不便を楽しむ空間にすれば楽しく過ごせるのかなと。
価値観は人によるので、そうでない場合もありますが。
例えばの話なので、そうでない場合もあります。
どっちが良いとか、悪いとかじゃなくて、暮らす人がどういう暮らしをしたいかで仕様は決まると思います。
「どんな暮らしがしたいのか」を軸に考え、
0-100の話じゃなく、グラデーションですし、正解は暮らす人で決まる。
外観もサイディングやガルバにすれば、汚れにくく経年変化も抑えられるが、よく使われる仕様なので、みんなと一緒になりがちだし、吹付や左官塗りなど、あまり見ない仕様にすればオシャレに見えるが汚れやすかったり、経年変化がおきやすかったり。
ガルバだからみんなと一緒だけど、見切りなど工夫すればオシャレに見えたりもする
服でも、例えばファッションを楽しむ服と作業服とか部屋着とでは全然違う。
みる人によってはアート的なファッションに見えるし、価値のない服にも見える。
最近ではホテルのように暮らすというような建築もありますし、性能や実用性重視もありますし。
どんな暮らしがしたいのかを、とことん考えてそれぞれの答えを出すのがいい。
アドバイスは建築会社ならしてくれるし、建築家さんや設計屋さん、工務店さんによって回答も違うので、1番心が動かされる提案をしてくれる建築会社がいいよね。
アート的な感じがいいのか、それとも実用性か。
小人的には、アートよりが好き。
なんてない独り言でした。
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